仕上・加工
織布工場で織られた生地は、加工場に送られて、各種の仕上および加工をほどこされます。
仕上や加工の内容は生地によって種々様々ですが、一般的には次のようなことが行われます。
- 加工準備
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毛焼き(余分な糸の毛羽を焼いて取る)、糊抜き(糸に付けられた糊を洗い落とす)、水洗いなど。
- マーセライズ加工
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苛性ソーダで処理して、綿織物の生地に強度とツヤを与える。シルケット加工ともいう。
- 樹脂加工
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薬品処理して、生地に様々な機能を与える。防縮、防皺(しわ)、防水、防臭、防汚、抗菌、形状安定、手触り・風合いの改善など。
- サンフォライズ加工
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綿織物の洗濯縮みを防止するための加工。あらかじめ強制的に圧縮して、縮むだけ縮めておく。
- 特殊加工
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サッカー、クレープ、ワッシャ、起毛など。
加工場では、このような仕上・加工の他に、生地の検査や包装・梱包が行われて、製品として出荷されます。